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                The agreement of Rudolf Steiner and Onisaburo Deguchi
                   ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合
                                                                   咲杜憩緩

 シュタイナー哲学体系【4】

地球の進化過程




・人間が何度も繰り返して受肉してきたように、地球も輪廻転生を経てきており、これからも転生を続けていきます。

・地球が今日の姿として再受肉する以前に、三つの受肉を経てきたことが洞察されます。

・地球の未来の受肉状態は木星、金星、ヴルカン星です。

 

【記入内容】地球の進化過程(過去・現在・未来)

        【T】・・・各星紀の状態

        【U】・・・人が獲得する意識

        【V】・・・人が獲得する最終的な形態 

        【W】・・・現在、それに相応する存在

       ・その他、各星紀の解説。



【1】土星紀(過去)********************

     【T】熱素材からなる巨大な天体
        (現在の太陽を中心にした土星の軌道を直径と
         する位の大きさ。)

     【U】深いトランス意識・全体意識
        (朦朧とした暗い意識・鉱物と同じ意識状態)

     【V】物質体

     【W】現在の鉱物界

・朦朧としたものではあっても、宇宙の全知を開示することのような意識をもっていた。

・土星紀の特性を描写する事は困難だが、「反射する」と言う言葉で表現できる。

・今日のように生命のない像が鏡に反射するのではなく、生命を有していて創造する反射像。

・大気圏の中に生きていた人間は自らの本質を土星へと投げ入れ、そのことによって土星上に発生した表象像から感覚器官の萌芽が形成されていった。

・土星紀における鉱物界は、現在の鉱物とは全く違った、人間の感覚器官の最初の萌芽と同じ形態をしていた。

・土星紀の進化は7つの小循環を通過し、その循環毎に第1循環で意志霊、第2循環で叡智霊、第3循環で運動霊、第4循環で形態霊、第5循環で人格霊、第6循環で大天使、第7循環で天使、の順に高級霊が人体形成の仕事に従った。




【2】太陽紀(過去)*******************

 
     【T】火と火の霧から成り立っていた。
         (現在の太陽を中心にした木星の軌道を直径とする
        位の大きさ。)

     【U】夢の無い深い睡眠の状態
        (植物人間のような状態)

     【V】エーテル体・生命体

     【W】現在の植物界

・太陽紀の人間は絶え間無く眠っていた。

・深い眠りの状態は、今日の人間の神界における状態に相当する。

(今日の人間は、神界では絶え間なく、地球の進化のために最も重要な仕事に従事しているが、今日の人間は神界において眠りの意識状態にある。)

・太陽紀における植物界は今日とは全く違っていて、今日の人間の中に成長器官、腺として生きているものの植物的本質として存在していた。

・人間は、肉体とエーテル体を有し、一種の植物状態に達した。

・土星紀の進化は7つの小循環を通過し、第1段階で土星紀の諸段階を繰り返した後、第1循環後期に叡智霊、第2循環の中期で運動霊、第3循環の中期で形態霊、第4循環の中期で人格霊、第5循環の中期に大天使、第6循環の中頃に天使、という順に高級霊がそれぞれ人間のエーテル体に対する作業を行い、第7循環で生きた種子(モナード)が生じた。


【3】月紀(過去)********************

     【T】固い大地は持っていなかったが、火と空気と水を持
        っていた。
        ガスまたは空気の一部が水の要素にまで濃縮された
        状態。

        (現在の太陽を中心にした火星の軌道を直径とする
         位の大きさだたが、後に太陽と月が分離し、太陽
         は縮小し、火星軌道を月が公転する。)

     【U】形象意識・夢を見ている睡眠の状態

     【V】アストラル体・魂体

     【W】動物界

 

・表面に色彩が付着した形態を知覚する事はできず、形態と色彩像が人間の前を自由に漂っていた。

・醜悪な像があるとそれを避ける方向に行き、美しい像には近づいていった。

・醜悪な色彩像は他者が自分に反感を持っていることを知らせ、美しい色彩像は他者が自分を愛していることを示していた。

(例えば、蟹が醜悪な印象を与える表象像を知覚すると、違う方に回避するのと同じように、対象を見るのではなく、反感を呼び起こす像の中に危険性を見るような意識。)

・人間は、肉体とエーテル体とアストラル体を有し、一種の動物状態に達した。

・第1循環期に土星紀と太陽紀の繰り返しがあり、第3循環に運動霊によってアストラル体が現出し、第4循環に人格霊がアストラル体の独立性を植え付けた。

        

【4】地球紀(現在)*******************

     【T】太陽は月を再び取り込んだ後、地球を分離し、
        地球は月を分離して現在に至った。

     【U】対象意識・目覚めの意識(明るい意識)

     【V】自我体(感覚魂・悟性魂・意識魂に分類される)

     【W】人間界

・地球紀は以下の7つの人類期に分類される。@ポラール時代、Aヒュペルボレアス時代Bレムリア時代、Cアトランティス時代、D後アトランティス時代、E第六根幹人類期、F第七根幹人類期で、現在はD後アトランティス時代に相当する。

・後アトランティス時代は更に、7つの文化期に分類され、現在は第5文化期にあたり、第六文化期への移行する。

・第六文化期における人類の努力目標が神秘学的真理を人生にもたらし、(直接、生活の中に)適用させること。

・人間は、肉体とエーテル体とアストラル体、の3つの構成要素の中に自我体を有している。 

・現在、自我は無意識の内に、肉体・エーテル体・アストラル体の構成要素を変容させ、感覚魂・悟性魂・意識魂を萌芽として生み出している。

        

 

【5】木星紀(未来)********************

 

     【T】−不明−

     【U】自己意識的形象意識
       (今日の意識に睡眠中の無意識を加えたもの)

     【V】自我がアストラル体の中で、霊我(マナス)を発達
        させる。

     【W】地球紀には一部は発達、一部は萌芽の状態

・形態意識と(現在のような)目覚めた昼の意識との両方を兼ね備えた意識状態。

・相手の魂の中に生きているものが色彩の雲のように流れ出、オーラの中に表象像をみる。

・完全に自己統制ができた状態で生きる。

・木星上の人間は、現在の感覚器官の知覚からはまったく隠されている存在たちとも交流できるようになる。

・感覚器官に発達に従い、行動や感情、環境が変化するため、生と死について語る意味を持たなくなる。

・アストラル体は現在より遥かに熟成し、今日のように肉体の敵ではなくなるが、まだ完成はされない。

・高次に発達した心的器官が存在することになる。                  

 

【6】金星紀(未来)*******************

 

     【T】−不明−

     【U】自己意識的睡眠意識・超心的意識

     【V】自我がエーテル体の中で、生命霊(ブッディ)を
        発達させる。<地球紀には萌芽の状態>
              

・このインスピレーションの意識の中に生きると、生存の本質を深く洞見できる。

・単に色彩や形態によって知覚するのではなく、相手の本質と音の響きを聞く。

・ここの人間はすべて固有の音を持っており、そろぞれの音が共鳴している。

・魂は形象だけでなく、対象や存在そのものを創造できるようになる。

・アストラル体が今日の肉体のように完成する。

・秘儀参入者(霊能者)が神界で有する意識を物質の次元で発展させうる器官が存在することになる。

           

 

【7】ヴルカン星紀(未来)****************

     【T】−不明−

     【U】自己意識的全体意識・霊的意識

     【V】自我が、肉体の中で、霊人(アートマ)に発達
        させる。

     【W】地球紀には萌芽の状態


・自我が最高の進化段階に達する。

・この遊星上では人間が獲得する意識状態は意識の「帰神」と名づけられる。

・全体意識を持ち、惑星上で生起していることのみならず、全宇宙の経過を見る。

・秘儀参入者が神界で有する意識を物質の次元で発展させうる器官が存在することになる。

       

************************************ 

 

◎土星紀以前は、古い太陽系が存在し、進化の末に新しい太陽系(土星紀)を創造し、現在は横道獣帯として存在。

◎ヴルカン星紀から一つの空虚な球体が生じ、それが第一ヒエラルキアの働きをする事で、宇宙の新しい太陽系の創造をしてゆく・・・。

 ※ 各星紀が存在し発展する進化状態をマンヴァンタラと呼ぶ。

 ※ 各星紀の間の休息状態をプララヤと呼ぶ。

 

以上の内容は、資料がまだまだ不足しているので、今後、修正や追加すると思います。ご了承下さい。





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制 作:咲杜憩緩

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