電話でのお問い合わせはTEL.
〒
○一般的に『悪魔』と呼ばれる霊的存在のこと。
○シュタイナーの書籍『悪の秘儀』によれば、以下の4種の
悪魔的存在について説明を述べてる。
●ルシファー(ルツィフェル)
○翻訳によって、ルシファーやルツィフェルとも呼ばれる。
○ユダヤ教・キリスト教の堕天使で、人間の目を物質界から
逸らせて夢想のなか、官能のなか誘惑しようとする。
○人智学ではルシファーは、人類の進化のために第2ヒエラ
ルキアの中間に位置するデュナミス(運動霊)が神的摂理
に従って悪の役割を演じたことに起因する。
○ところがディナミス(運動霊)以下のヒエラルキアには、
これを悪神の働きとして闘いが始まり、これを神話では、
「ミカエルと龍」「ミトラと牡牛」として形姿している。
(註:これは、人類の進化と多様性を持たせるための、
須佐之男命の働きにも類似している。)
○従って、一般的に呼ばれる心底から悪霊化したルシファー
とは、第2ヒエラルキアのエクシスアイ(形態の霊)以下
の階層の存在である。
○これは、地球の進化過程の月紀に進化を断念したヒエラル
キアで、人間のために犠牲となって進化から取り残された
存在となった。
○レムリア時代(アトランティス時代の前の時代)に、エク
シスアイ(形態の霊たち)に対立し、現在の人間のアスト
ラル体(魂体)に関与し、無条件の進化を妨害しつづけて
いる。
○これを、旧約聖書では『原罪』の起源として描いた。
○よって、エデンの園でアダムとイヴを誘惑したのは、この
存在。
○人間の自我を膨張させるようなすべて、欲望、利己心、名
誉欲、高慢心、虚栄心はルシファー的誘惑に陥る状態を示
す。
○ルシファーの妨害のよって、人間が感覚的な欲望や関心に
無制限に落ち込まないよう、エクシスアイ(形態の霊)は
要望と関心の数だけ病気や苦しみを伴なうように対策を講
じた。
○また、人間の人体を物質的に濃縮し、人間に『死』を経験
するという、アストラル次元のカルマ的な原因となった存
在。
○将来、人間が自己意識的な自由な自我を獲得(霊的参入に
よる自由)するために存在した、ともいえる。
○人間が高次の霊的能力を身に付け、愛と叡智を獲得した時
ルシファーに愛を注ぎ癒し、恩返しをする事が可能になる。
●アーリマン(アンラ・マンユ)
○人間の目を精神世界から逸らせて、物質界に縛り付けよう
とする、人間にとっては悪魔の働きをする存在。
○アトランティス時代のサタンのこと。
○その名は、ゾロアスター教の闇の霊アンラ・マンユ(アフ
レマン)に由来。
○この霊たちを「メフィストフェレスの霊」という名称で呼
ぶ事もできる。
○人間が「意識的な罪」と呼ぶことができる誤謬の中に陥る
ようになったのはこの存在のため。
○アーリマンの霊の集団は、アトランティス時代の半ばから、
人間に働きかけた。
○人間が物質的なものを通して、物質的なものの真の根拠で
ある霊的なものを洞察できなくなるように誘惑する。
○アーリマンの誘惑によって唯物的になったために生じた損
害を埋め合わせるために、カルマを担い作用させる可能性
が生じた。
○高次のヒエラルキアは、人間に「自らのカルマによって、
あらゆる過ちを再び取り除き、自分自身の世界の中に引き
起こしたあらゆる悪を再び消し去る可能性」を与えた。
○これが、アーリマン的な誤謬から修復するための作用であ
るエーテル次元『カルマの法則』となった。
○アストラル体に及ぼしたルシファーの影響が、エーテル体の
欠陥じさせ、そこにアーリマンが働きかけるようになった。
○『死』を生じさせたルシファーに対し、人間を唯物論的に
させているのがアーリマンといえる。
●アスラ
○まもなく到来する時代に、人間の意識魂と、人間の自我と呼
ばれているものの中に忍びこむ存在。
○私たちの時代においては、「いまを支配している単に感覚的
なものの中で生き、あらゆる現実の霊的な存在や霊的な世界
を忘却する精神。」と呼ぶことができるものの中に、アスラ
の力が予兆となって現れている。
○アスラの力は、「人間の自我とは、単なる物質界が生み出し
たものに過ぎない。」とうことを人間に信じこませる。
○そのほか、「単に人間の姿が動物に類似しているだけでなく、
人間のすべての本質は動物に派生する。」ということをアス
ラは教えるようにする。
●ソラト
○黙示録の666の野獣。
○キリストの敵対者であり、太陽悪魔とも呼ばれる。
(アスラと同意異名の存在か?)
○黙示録の筆者は、”400、200、6、60”をいう数字
の秘密を666と記載し、これを秘儀参入者意外に知られな
いように隠したとされる。
400を【タウ・Taw(自我)】
200を【レシュ、Resch(アストラル体)】
6を【ヲウ・Waw(エーテル体)】
60を【サクメ・Samech(肉体)】
の意味であり、ヘブライ語として右から左(この場合、下か
ら上)に頭文字を読むと、SWRT「ソラト」と読める。
○アトランティス時代には、人間は7つの段階を通過しながら
エーテル的なものを凝縮する際に、集合魂に七つの頭と十本
の角を形成してきたが、現在の肉眼にはそれは見えず、秘儀
参入者に見ることができる状態となっている。
○現在の人間がキリスト原則を受け入れる時、それらの動物的
な性を克服し、絶滅させることが
○しかし、キリスト原則を拒んだまま、性的本能を克服できな
いままの人間は、地球がアストラル的な状態に移行した人間
は、その瞬間に七つの頭と十本の角を持った獣として現われ
る。
○また、人間の精神の気高さが、逆のものに変わり、霊的な力
が低次の自我原理に仕えるようになったとき、二本の角を持
った動物が人類に対して勢力振るう。
○この霊的な力の誤用、つまり黒魔術へ向かうことによって、
人類を白魔術を使用するものと、この黒魔術に使用するもの
とが二分される。
○二本の角を持った獣(ソラト)の手に落ちた、七つの頭と十
本の角を持った獣(黒魔術的人間)が、地球紀から木星紀に
向かう過程で排除される。
(註:666の時代の具体的な時期は、邦語訳書『黙示禄の
秘密』の本文と、同書「あとがき」の内容共に、個人
的に納得&理解?ができないので、この問題は、今後
の課題とします。)