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                The agreement of Rudolf Steiner and Onisaburo Deguchi
                   ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合
                                                                   咲杜憩緩

 シュタイナー哲学体系【6】

神・惑星神霊


 

◆◇◆ 神(@〜Hまでの9階層の統一体)◆◇◆

@ 父          ・・・神の霊人(アートマ)に相当

A 子           ・・・神のブッティ(生命霊)に相当 

B 聖霊         ・・・神のマナス(霊我)に相当

C セラフィーム(愛の霊)・・・神の意識魂に相当

D ケルビーム(調和霊) ・・・神の悟性魂に相当

E トローネ (意志霊) ・・・神の感覚魂に相当

F キュリオテテス(叡智霊)・・神のアストラル体に相当

G デュナミス(運動霊) ・・・神のエーテル体(生命体)に相当

H エクシスアイ(形態霊)・・・神の肉体に相当

 

■【参考資料】

 人間(1〜9までの統一体)

   1、アートマ(霊人)  

   2、ブッティ(生命霊)

   3、マナス (霊我)

   4、意識魂

   5、悟性魂

   6、感覚魂

   7、アストラル体

   8、エーテル体(生命体)

   9、肉体

■【解説】

●@ABについて

彼らは、人間において肉体と呼ばれるようなものをみずからの一部とするのではく、形態の神霊という天使存在を、自らの一部としている。


天使たちの位階を越えて、最高の神霊たちの霊的本質について、イメージを形成するのは非常に困難です。ですから、人類進化の経過のなかで、様々な宗教や世界観が、天使たちの位階を越えたものについて、感覚界を思い出せるようなイメージをもって語ることを畏怖の念を持って思いとどまったのです。


・・・しかし、人間があわらに語るべきではなく、神聖な蜜儀の秘密として隠しておくべきものについてのイメージを、いくらか呼び起こすことはできます。

 外界をとおして得られた悟性的な概念によって、このようなことがらに接近するべきではありません。ですから、宗教やさまざまな世界観は、人間を超えた、すでに自然において神秘的なものを、崇高な存在の性格を表す名称として引き合いに出したのです。

 古代エジプト人は、それらの存在に名称を与えるに際して、「子・母・父」という、個々の人間を超える概念を用いました。キリスト教はこの三つに「聖霊・子・父」という名を与えました。

 「七番目の位置に聖霊、八番目の位置に子、九番目の位置に父を置く」と、言うことができます。

 私たちが見上げる存在の最高の内容は、あたかも霊的な蜜儀のなかに消え去っているようであり、その存在を私たちは「聖霊・子・父」という言葉で示唆します。

  

●CDEについて

◎第1ヒエラルキア(上級三隊の天使たち)
    惑星の動きを担う。

Cセラフィム(愛の霊)
    恒星と恒星の間の相互理解によって宇宙を成立させる。

    宇宙空間で諸惑星系が語りあうことによって宇宙を形成す
    る
管理を担っている。

Dケルビーム(調和霊)
    惑星系全体の働きを調整する。
    ある惑星の働きと別の惑星の働きを調和させ、その惑星の
    働きを他の惑星の働きを考慮に入れたものにする。
 
Eトローネ(意志霊)
    惑星に空間を進ませ、空間内の働きを規制するもの、たとえ
    ば、恒星のまわりを回転させる。

 

●FGHについて

◎第2ヒエラルキア(中級三隊の天使たち)
    惑星の生命と意識を担う。

Fキュリオテテス(叡智霊)
    惑星の低次の意識は、この叡智の霊(主天使)たちによっ
    て規制されている。

Gデュナミス(運動霊)
    惑星の内的な活動性は、この動きの霊(能天使)たちによっ
    て調整されている。
 
Hエクシスアイ(形態霊)
     惑星の外的な形姿の創造者。

●@〜Hについて

「私たちは人間を外的に眺めて、人間の肉体を最下位の構成要素とみなす。同様に、この神霊存在は形態の霊(能天使)を最下位の構成要素とする。」ということができます。

・・・人間には高次の精神生活、つまり肉体から意識的心魂までの体系に意味を与える構成要素があります。

 同様に、私たちのまなざしはセラフィムを越えて、宇宙の最高の三重存在に至ります。

 全宇宙に浸透し、支配する、神的な三重生命に至ります。その神的生命は、個々の惑星系を覆いとしています。

・・・惑星系の恒星は、神的存在の身体として空間を運行します。私たちは、星界の生命を考察することによって、神々の身体、そして神そのものを考察するのです。

○(補遺)・・・将来、人類のなかで発展する自由な宗教性は、単に理論ではなく、実際の人生そのものにおいて「人間一人一人の中に神の似姿を認識する」ということに基づくことになるでしょう。

(※人間と地球(惑星)との関連は、次以降に取り上げることができればと思います。)

■引用文献

天使たち妖精たち ルドルフ・シュタイナー著 西川隆範訳 風濤社



■その他、同じ霊的世界観を語ったと思われる文献

天国の全体は一つの巨人に譬(たと)うべきものである。

宇宙の秘密や真相はとうてい二言や三言で現代人の脳裡(のうり)に入るものではない。

 また、本当にこれを物語ったところで、とうてい人間の頭脳には入り切れるものではない。

 人間の分際としては、いかなる聖人も賢哲も決して天国や霊界の秘密や真相を握ることは不可能だと信じている。

 何となれば、この秘密や真相は宇宙それ自身のごとく、無限で絶対で不可測で窮極するところのないものだからである。

          霊の礎 出口王仁三郎著 あいぜん出版

 

いまや素晴らしきことを話し、それを伝えることが許された。

 私が知る限り、そのことはいままで誰にもしられなかったことであるばかりか、誰の心にも思い浮かばなかったことである。

 つまり、全天国は『主』に相応して、「聖なる人間」の形につくられているということがそれだ。

 そして、人間はそのようにしてつくられているので、彼の中にあるものはその総体としても個々のものとしても天国と相応し、また天国を通じて主と相応している。


 これは偉大な神秘であり、それがいま明らかにされた。
                 (『天国の秘儀』3624)

 霊感者スウェデンボルグ W.V.デュセン著 今村幸一訳
                     サンマーク文庫

  

主は、天界にいますというだけではなく、主は天界そのものです。
 実際、天使を天使にしているのは、愛と叡智であって、その二つは、天使のうちにあっても、主からのものだからです。
 したがって、主は天界であるということになります。・・・

天界は天使たちからなっており、天使たちは、以上のようです。
 すなわち、全天界が主の方を向いており、その向きにしたがって、主は天使を一人の人間としてしかも主のご覧になるまま、治めておられるのです。

・・・古代人たちは、人間を小宇宙すなわち小型の宇宙と呼びましたが、それは、相応の知識から汲み取ったもので、最古代の人たちは、天界の天使たちとの交流によって、その知識のうちに浸っていました。

 天界の天使たちは、自分たちのまわりに見えるものによって、宇宙万物は、その役立ちの面からみて、人間のイメージをもっているのを知っています。 

  
神の愛と知恵 エマヌエル・スウェーデンボルイ著 ラテン語原典訳 
                        アルカナ出版






制作者関連

制 作:咲杜憩緩

ブログ:地球の救い方
     ルドルフ・シュタイナー
        の人智学に学ぶ


著書:ルドルフ・シュタイナー
   と出口王仁三郎の符合