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                The agreement of Rudolf Steiner and Onisaburo Deguchi
                   ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合
                                                                   咲杜憩緩

 シュタイナー哲学体系【5】

人間の全体像


 

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■外的世界■               

     ●人間の区分●         

           ▲魂の分類▲     

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■霊界■ 
   ・真と善との中に霊界の顕現が認識できる

   ・人間は霊的環境から霊的養分を摂取し、それを自分のも
    のにする。

   ・霊的内容は人間の永遠の養分

   ●霊人(アートマ)● 
      [自我によって肉体の一部が変化し純化されたもの]

   ・霊人は、物質界の肉体と同様に、外にある霊界から切り離
    されて存在する

   ・霊人の中には、外なる霊界の諸要素が脈打ち、霊界の諸
    力が働いている

   ・霊人は霊的皮膚に包まれて、統一した霊界で独立した霊的
    存在として生きる

   ・霊的皮膚は、「霊的外皮」もしくは「オーラの外皮」と呼
    ばれる

   ・「霊的外皮」は、人間の進歩向上につれて、絶えず(無限
    に)拡張する

   ●生命霊(エーテル霊、ブッディ)●
      [自我によって生命体が変化し純化されたもの] 

   ・霊人に働きかけ構築する、霊的生命の力をもったエーテル霊

   ・絶えず霊的外皮から霊的養分を摂取しつつ、増大する

   ・霊的養分には、永遠の価値が結び付いている

 

   ●霊我(マナス)●
   ・自我によってアストラル体が変化し純化されたもの]


   ・自我が、衝動・欲望・情欲を支配した度合いに応じて、
    霊我がアストラル体の中に現れる

   ・自我の中に生きる霊の「私」という形成されるもの 

   ・自我の中での霊界の顕現 

   ・自我の中には霊が生きている。 

   ・霊は自我の中を照らし、自我を外皮としてその中で生きる

   ・霊我としての『私』には、自分の中に真理を担っている

   ・『私』によって、真理は個別化され、独立した人間本性となる

   ・永遠の真理が独立し、本性になることによって、霊我となり
    永遠性を獲得する

   ・霊は直感器官を通し、魂に直接内容を伝達し、霊我と意識魂
    は一つになる


  ▲意識魂▲
    ・自我によって肉体が変化したもの

    ・人間意識の核心、魂の中の魂と呼ばれる特別な部分

    ・永遠の『真理』である霊の光と結び付いている部分)

    ・この魂の部分が内に担っている「真と善」は、不死なるも
     のである

    ・現在の人間においては、霊我と意識魂は一つになっている 

 

 ●自我●
    ・魂の核・私

    ・『私』という自我意識で、魂の中心は『私』にある)

    ・自我が体と魂の支配者であればある程、オーラが多様化し
     多彩になる

    ・「私」は意識魂から輝き出て、魂全体を充たし、魂を通し
     て作用を体に及ぼす

    ・魂や自我は、物質体の側面と霊的存在という二つの側面に
     向けて、扉を開いている


     魂は物質によって取り込まれ、霊人によって霊界を飛翔す
     る翼が与えられる

    ・自我は、肉体、アストラル体、エーテル体を霊的に変化さ
     せる働きをもつ 


    ▲悟性魂(心情魂)▲
       〔自我によってエーテル体が変化したもの〕

       ・感覚魂より高次な思考力を持った部分

       ・感覚魂が思考を通して熟成された部分

       ・この魂は、まだ感覚・衝動・激情の中に巻きこまれ
        ている

       ・好き嫌いという感覚で生きている人の悟性魂は、感
        覚魂と同一状態にある

       ・真と善を受容すればする程、悟性魂は拡大する

       ・肉体の周りに雲のように現れるこれらの構成体は、
        オーラと呼ばれる

       ・オーラは「人間の本質」の豊かさを示してくれる

       ・オーラの色と形は、肉体的存在と、霊的存在という
        二つの部分から合成されている

             

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■動物界■ 

  ●アストラル体●
    ・[感覚する魂体のこと

    ・イマジネーション界

    ・「魂体」と「感覚魂」を一緒にした名称

    ・感覚魂は、或る点では自我の力に充たされているが、魂体
     と密接な係わりをもっているので、アストラル体と単一の
     名称となった

    ・「魂体」と「感覚魂」の構成要素は、刀と鞘のように嵌り
     こんでいる

    ・アストラル体は、「自我」によって衝動・欲望・情欲を支
     配され「霊我」に変化する



   ▲感覚魂▲
      ・自我によってアストラル体が変化したもの

      ・一部は霊に対して相互作用をもつ

      ・一部はエーテル体と統一体を形成

      ・衝動・本性・情欲を満足させうる物質文明は、感覚魂
       の要求のために築かれる

      ・感覚・衝動・本能・情欲の存在が認められる動物は、
       これに直接従っている

      ・感覚的知覚とは自我の中での物資界の顕現である

   ▲魂体▲  
      ・諸感覚が「魂体」を通して、感覚内容を「魂」に伝達
       する

      ・薔薇十字では、アストラル体のことを魂体と呼んでいる
            
 

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■植物界(生命界)■
 

  ●エーテル体(生命体)●

    ・一部は、感覚魂と統一体を形成 

    ・一部は、肉体と統一体を形成し生命化する

    ・形成する生命力は動植物の生命の種、もしくは形態の中で
     自己を表現している

    ・エーテル体は、「自我」によって、「生命霊」に変化する

    ・現在の人間には、意識的には「生命霊」に変化させること
     はできない

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■鉱物界(物質界)■

  ●肉体(物質体)●

    ・思考が十分にできるに相応しく形成された鉱物的構造

    ・肉体は、「自我」によって、「霊人」に変化する

    ・現在の人間には、意識的には「霊人」に変化させることは
     できない

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■上記の補足■

 外見上は、感覚魂と魂体の二つの構成要素は、刀と鞘のごとく互いに嵌りこんでいる。

 感覚魂が魂体の中に嵌りこんでいるので、この二つは一つのもののように見えます。

 したがって、9つ(下記の全人構成の◎印)の構成要素は、7つ(上記の7つ●印)に還元されます。

 霊我と意識魂も同様に、一つのものに見えます。 

 今日の進化の段階では、意識的に変化させられるのはアストラル体だけです。



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◆◇◆全人の構成◆◇◆

 ◎霊人  

 ◎生命霊  

 ◎霊我・・・・・(A )
              >現在の人間はAにA’が一体となっ
 ◎意識魂・・・・(A’)  ているので「霊我」としている。

 ◎悟性魂・・・・(B ) −現在の人間はBは、A’とC’の
              間の「自我」が、この状態にある。

 ◎感覚魂・・・・(C )
              >現在の人間はC’にCが一体になっ
 ◎アストラル体(C’)   ているため「アストラル体」として
               いる。

 ◎エーテル体


 ◎肉体


 

■補足■

○薔薇十字の方法では、3×3、すなわち9の構成要素区別している。

○自我は魂を照らし、三つの体への働きかけを開始する。


■参考資料■

人間の場合はその本質が四部分から成り立っていると言えることがわかる。

 即ち、肉体、エーテル体(または生命体)、アストラル体(または感覚体)、自我体の四体である。

 感覚魂、悟性魂、意識魂、および、人間本質の更に高次の部分である霊我、生命霊、霊人は、最初の四部分が高められ姿を変えて現れたものである。

 人間の持つ性質の一切を担っているものは何かを問題にする際には、従って実際にこの四体のみが(教育を対象とした場合の)考察の対象となる。

 

上記、■参考資料■は、【精神科学の立場から見た子供の教育 ルドルフ・シュタイナー著 新田義之監修 大空そよ子訳 神智学出版社 P24〜】より抜粋 







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制 作:咲杜憩緩

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